10月17日(土)、神奈川県・片瀬海岸で、PADIジャパン/AWARE(日本)のパートナーであるNPO法人 海さくらによる「PIG FES 2026(第228回海さくらごみ拾い)」が開催されました。

海をきれいにすること。そして、誰もが海辺で楽しめる環境をつくること。
この2つを一緒に実現しようとするのが、PIG FESです。今年のテーマは「TOGETHER」。最高の秋晴れのもと、多くの笑顔が集まりました。

誰もが楽しめる浜辺へ。「NO BORDER, ONE MIND」

PIG FESは、「Peaceful Inclusive-beach Goals Festival」の略称です。
障害のある人もない人も、誰もが一緒に楽しめるフェスを目指し、2023年にスタート。今年で4年目を迎えました。NPO法人 海さくらと日本財団ボランティアセンター(ぼ活!)が共催するイベントです。

掲げる精神は、「NO BORDER, ONE MIND」。

年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが同じ場所で楽しみ、つながる。そんな海辺のあり方を目指しています。
当日は、受付・開会式のあとに、まずは恒例のごみ拾い。その後はスポーツやワークショップ、フラダンスなど、さまざまなアクティビティが展開され、好きなものを、好きなだけ楽しめる多彩なプログラム。参加者それぞれが自分のスタイルでイベントを満喫しました。
会場の砂浜には、車椅子でも移動しやすいよう、ビーチマットによるバリアフリーロードも設置。誰もが浜辺で過ごせる環境づくりが進められました。


今年のテーマは「TOGETHER」。主催者も、参加団体も、ひとつのチームに

4年目を迎えた今年、PIG FESは新たな一歩を踏み出しました。
海さくら代表の古澤氏が目指してきたのは、障害のある方、特に車椅子を利用する方にとっても、海辺が身近な場所になることです。
浜辺は、誰にとっても気軽にアクセスできる場所とは限りません。ビーチマットを敷いて通路を整えることも、その壁を少しずつ取り除くための取り組みです。
一方、ごみ拾いも、誰もが海辺を楽しめる環境づくりも、一度の活動で実現するものではありません。海はすぐにはきれいにならず、浜辺の環境も一朝一夕には変わりません。
だからこそ必要なのが、覚悟を持って続けること、そして実際に行動することです。
今年は、イベントに協力する17の団体とも事前に話し合いを重ね、単にアクティビティを提供するだけでなく、「主催者とともに参加者を迎え入れる仲間として、一体となって取り組む形」へと進化しました。
「TOGETHER」というテーマには、誰もが参加できる場をつくるという思いに加え、参加団体同士が力を合わせ、みんなで来場者を迎えようという願いも込められています。


ごみ拾いの先にある、思いやりのある海辺

海さくらのごみ拾いが目指すのは、ごみを回収することだけではありません。
海をきれいにする活動を続けながら、誰もが海辺に来て、同じ時間を楽しめる環境をつくること。そのために、一人ひとりができることを持ち寄ることが大切です。
ビーチマットを貸し出してくださった皆さま、アクティビティをともに運営した団体の皆さま、手話通訳や筆談ボードなどでコミュニケーションを支えてくださった皆さま。そして、日本財団ボランティアセンターをはじめ、イベントを支えた多くの関係者の皆さま。
それぞれの協力と思いやりが重なり、誰もが参加しやすい場が形になりました。
当日は天候にも恵まれ、海はきらきらと輝き、会場にはたくさんの笑顔があふれました。立場や違いを越えて、みんなで同じ時間を楽しむ。その光景こそ、PIG FESが目指す海辺の姿なのかもしれません。


いつか、PIG FESが必要なくなる日まで

古澤氏は、今回の開催を振り返り、多くの人が力を合わせて来場者を迎えられたことに、感動と喜びを感じたと語ります。そして、こんな未来を願っています。
いつかPIG FESというイベントがなくなっても、毎日がPIG FESのように、温かく、思いやりにあふれた浜辺であってほしい。
特別なイベントの日だけではなく、いつ訪れても、誰もが自然に受け入れられ、安心して過ごせる海辺。そんな場所が当たり前になれば、インクルーシブな社会は一歩ずつ現実に近づいていくはずです。
参加してくださった皆さま、そしてイベントを支えてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。


次回は特にイベントなどないシンプルごみ拾いです。
秋の陽気のよいこの時期に、ぜひご参加ください!

● 2026年11月21日(土)
● 10:00~11:30(受付 9:30〜) ※ 雨天決行/荒天中止
● 参加費:無料
● 参加方法:こちらのページをご覧いただき、申し込みフォームより事前申し込みをお願いします(締切 2026年11月20日(金))。



※ 写真:上重泰秀(じょうじゅう やすひで)カメラマン




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